トクサ 木賊 Equisetum hyemale
トクサ(とくさ)にはケイ酸が多く含まれていて表面に縦の細かい筋があり、ザラザラしている特徴を利用して、日本ではツゲの櫛などの木工品を磨くためのやすりとして使用されてきました。今でいうサンドペーパーですね。和名のトクサは金属や木、竹などを砥ぐ草(とぐくさ)というのが語源だそうです。
使用する使用する時は湯を沸かかして煮込み、それを乾燥させたものを薄い板などに貼り付けて使用されていたようです。茎を乾燥したものは木賊(もくぞく)と呼ばれる生薬で、その煎液を飲用すると目の充血や涙目に効果があるとされています。
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