サルスベリ 百日紅 Lagerstroemia indica
和名の“サルスベリ”は、いかに木登り上手な猿でも、滑ってしまいそうなほど幹肌がなめらかなので名付けられました。木材としては緻密で堅く、磨けば艶が出るので、ろくろ細工などの小物や床柱などに使用されています。
中国語の”百日紅”は夏の間約100日もの間、ピンクの花を咲かせる、というのが名前の由来です。実際には、一度咲いた枝先から再度芽が出てきて花をつけるため、咲き続けているように見えるのです。
葉を煎じて糖尿病や肥満の民間薬として利用されたり、葉にはタンニンが多く含まれ、染料として茶系から黒系の色を染めることができるそうです。
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