ヒラドツツジ 平戸躑躅 Rhododendron spp
長崎県平戸島は古くから交易の中心地として栄え、各地のツツジが持ち込まれていたことで自然交雑され、そのなかで特に美しい品種が選抜されて栽培されてきたことが名前の由来といわれています。
ところで子供のころにヒラドツツジの花の蜜を吸ったことのある方は多いのではないでしょうか。甘くておいしかったですよね。
しかしよく似たレンゲツツジには毒があり、小さなお子様やペットが誤って口にしてしまうと一大事なので、間違えないように気を付けてください。
そもそも躑躅(テキチョク)という難しい漢字は「足踏みしてなかなか進まないこと」の意味なのですが、中国語ではレンゲツツジのことを指します。羊がツツジの葉を食べて「躑躅して死ぬ」という様子からこの字があてられたそうです。
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